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スリ・ムリナリニ・マタとのサットサンガ

スリ・ムリナリニ・マタは、ヨガの科学と、パラマハンサ・ヨガナンダによる聖典の注釈書とを鮮やかに解説し、人生の毎日の試練にどう対処していくか思いやり深く良識ある助言をし、グルとの体験の中から、心の琴線に触れる、人を啓蒙するような思い出を語りました。このようにしてスリ・ムリナリニ・マタは、生涯にわたるグルとの同調という泉から、尽きることなく豊かに流れ出る霊感や励ましで、絶えず増え続けていくSRFの霊的家族を祝福してきました。

数十年にわたり、スリ・ムリナリニ・マタは多くの講義や講演を行ってきましたが、その内容を収録した書籍やビデオの中から、いくつかを抜粋してご紹介します。

 
  

いにしえの聖なるヨガの科学

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  • パラマハンサ・ヨガナンダの使命――その始まりについて

    時間:4分51秒

    パラマハンサ・ヨガナンダの使命は、ヨガが説く永遠の真理によって明らかになった、クリシュナの聖典とキリストの聖典との一致を、世に知らせることでした。その使命がどのように始まって展開されたかを、スリ・ムリナリニ・マタが語っています。

    (DVD 『Portal to the Inner Light』 より)



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  • クリヤ・ヨガ――神を悟るための科学

    時間:3分36秒

    スリ・ムリナリニ・マタは私たちに、信念をもってクリヤ・ヨガを実践するようにと励ましています。なぜならクリヤ・ヨガは、厳密に成果が得られる、神を悟るための科学であり、また自分が善くなってこの世で善をなすために、とてつもなく大きな力を与えてくれるからだと述べています。

    (DVD 『Be Messengers of God's Light and Love』 より)



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  • クリヤ・ヨガを毎日実践すること

    時間:2分59秒

    スリ・ムリナリニ・マタはさらに、神への愛をもってクリヤ・ヨガを毎日実践すると、魂が覚醒していく恩恵が得られると語ります。

    (DVD 『Be Messengers of God's Light and Love』 より)



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  • 聖霊オームの波動

    時間:2分45秒

    スリ・ムリナリニ・マタは、聖書の4つの福音書の注釈書『The Second Coming of Christ』(パラマハンサ・ヨガナンダ著)の中で明らかにされた、イエス・キリストの教えの奥義の中から、中心となる考え方の一つを説き明かしています。

    (DVD 『Portal to the Inner Light』 より)



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  • 「見よ、神の王国はあなた方の内にある」

    時間:1分19秒

    キリストの教えの奥義を見抜き、またそれがヨガの教えと一致していることを明らかにします。

    (DVD 『Portal to the Inner Light』 より)



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  • カルマとサンスカーラ

    時間:2分59秒

    過去のカルマが、どのようにして私たちの現在の意識状態に、否定的な影響を及ぼすことがあるのか、洞察に満ちたユーモラスな説明を加えるとともに、カルマの影響から抜け出す方法についても触れています。

    (DVD 『Be Messengers of God's Light and Love』 より)



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 スリ・ムリナリニ・マタの講話や著作からの抜粋

複雑なヨガの科学、あるいは、意識を神に引き戻すためのプラーナヤーマ(生命力の統御)の行法がどのようにはたらくかについては、分厚い本がたくさん書かれてきました。 それらを読んで頭に入れるには一生、いえ、もっとかかるでしょう! けれども、クリヤの実践はとても簡単です。 修行者は、クリヤ・ヨガに関する抽象論を理解する必要はありません。つまるところ、私たちが、神の創った宇宙を動かしているのでしょうか? 物理学の法則がどのように作用するか分かったときにだけ、物理学の法則がはたらくのでしょうか? もちろん違います! 宇宙の法則がどのようにはたらくのか、私たちが知っていようといまいと、宇宙の法則は常にはたらいています。

ですから、クリヤを実践するとき――そして、行法のなかに含まれる法則をただ応用するのではなく、神への愛をもって、つまり心のなかで神を慕い求めて実践するとき――ヨガ科学の深遠で抽象的な原理が、自ずとはたらき始めます。脊柱を「磁化する」クリヤ・ヨガのプラーナヤーマの行法を実践することによって、集中力は内側へと向かうようになります。そして、思いが神に集中しており、心に神へのいちずな愛があるとき、とても単純なこのクリヤの行法を実践すると、自動的に――プラーナが脊柱を上下に循環する複雑な経路を知らなくても、あるいは、チャクラ(創造するオーム波動の連続する霊妙な相)を意識がどのように通過するか知らなくても、霊眼(クタスタ)で何が起こっているかを知らなくても――神の法則がはたらいて、自分の内なる意識が「神の認識」という祭壇に向かうようになるのです。人は、あの偉大な波動の力である神の愛(創造物の中に、そしてあらゆる魂の中にある、引き寄せる磁力)と同調するようになります。人は、マーヤの力により、身体やこの世が本物であると思うように催眠術をかけられているのですが、神への愛をもって、正確に長い期間(必要なら何年でも)クリヤを実践すると、外へと向かうマーヤの力よりも、内へと引き寄せる磁力が強くなります。そのとき修行者は、神との霊交という心が内に向かった状態に、自由に入ることができます。

(著書 『Manifesting Divine Consciousness in Daily Life』 より)


   
  

パラマハンサ・ヨガナンダの思い出

  • 1948年、師に訪れた大いなるサマディ

    時間:6分45秒

    パラマハンサ・ヨガナンダの人生においては、畏敬の念を起こさずにいられない、最も崇高な神との霊交の体験が何度も起こりました。その内の一つにじかに触れたときのことを話した、心引きつけられる経験談です。

    (DVD 『In His Presence』 より)



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  • 自分が霊的に進歩しているかどうかを知るには

    時間:7分17秒

    スリ・ムリナリニ・マタは、パラマハンサ・ヨガナンダの僧院で受けた訓練の中から、ユーモアあふれる教訓に満ちた逸話を語っています。これらの逸話によって、私たちは、忍耐して霊的努力を続けるよう促されます。

    (DVD 『Be Messengers of God's Light and Love』 より)



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  • 教えがグルとなる

    時間:1分58秒

    パラマハンサ・ヨガナンダは、ご自身の霊的使命が、SRFの一連のグルの方々の教えと祝福により、時の試練に耐えて続いていくことを断言されました。師の言葉を、スリ・ムリナリニ・マタが伝えています。

    (DVD 『In His Presence』 より)



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スリ・ムリナリニ・マタの講話や著作からの抜粋

グルデーヴァ(パラマハンサ・ヨガナンダ)の晩年について少しお話ししましょう。師の晩年に僧院に入った私たちは、“若い世代”と呼べるかもしれません。初期の時代に来た、幸運な人たちもいました。ダヤ・マタや、アナンダ・マタ、ドゥルガ・マタ、ルイス夫妻などです。そののち、ある時期に、SRFのサンディエゴ寺院から、私たちの多くがやって来ました。師は、そんな私たちのことを「サンディエゴでかかった獲物」と言っておられました。*

それで、この新しい世代が来て、師には、言ってみれば、父親の喜びのようなものがありました。幼い子供たちと一緒にいて、子供たちが人生という道に正しく足を踏み入れるようにしたのです。師は、最初の2、3年、ずいぶん多くの時間を、私たちと一緒にエンシニタスで過ごしたものでした。その当時、私たちの多くが学校に行っていました。私たちがスクールバスで帰って来て、エンシニタスの敷地内の車道を歩いて登って行ったときの、あのわくわくする感じをよく覚えています。グルジはおられるかしらと思いながら、グルジの部屋の窓を見上げたものです。たいていの場合、あの小さなベネチアン・ブラインドが開いていて、師が部屋におられることが分かりました。そして、師は何とやさしく手を振ってくれたことでしょう。時には、私たちに来るように合図してくださり、マンゴーやお菓子を一緒にいただいたものでした。

夕方になると、師は私たちを呼び集め、食堂のテーブルを囲んで座るか、あるいは師が大きな応接間に座って私たちがそのみ足のもとに集まるかして、心おきなく話をされたものでした。私たちはたびたび、師のグル、スワミ・スリ・ユクテスワから受けた修行のお話が聞きたいと言ってお願いしました。時には、タブラーかハーモニウムを持ってきてもらって、師と一緒に長いこと聖歌を歌ったりしました。また時には、夕方おそくになって、師がだしぬけに、「さあ、台所に行ってカレーを作ろう」とおっしゃることもありました。そんなときは、私たちがカリフラワーとかキャベツとかジャガイモとか、何でもあるものを見つけてくると、師がカレーをつくってくださいました。お手伝いをしているときに、師は、私たちと一緒に遊んだものでした。“へら”とかジャガイモとかその他のものを持ってこさせるときに、師は何か頭に浮かんだ言葉を言って、持ってこさせようとするのです。一度、私を見て、師は「“パーシング将軍”をつけなさい」とおっしゃいました。私はすぐさまエプロンが掛けてあるところに行って、エプロンをつけました。修行していたある人は、いつも頭で論理的に考えようとしていたのを覚えています。「“パーシング将軍”て何を意味するのかしら?」という具合にです。でも、考えたら、いつも間違ってしまいます! 師はこうおっしゃったものです。「考えないことだ。同調しなさい。」師に心を合わせていれば、師のお考えがわかります。そうすると、師は微笑んで「よくできました!」とおっしゃるのです。

師が私たちに教えようとしておられたのは「たとえ小さなことでも、わたしに心を合わせていれば、わたしが与えようとしている霊的助力に同調できる」ということでした。グルの霊的意識は、宇宙の夢から目覚めており、私たちに絶えず同調していて欲しいとグルが望む、グルの重要な要素なのです。ギャナマタはこれを理解し、このように言っていました。「グルは常にグルだということを覚えていなさい・・・たとえグルがそのようにふるまっていない時にもです。」私たちが、この世の次元でどんなゲームをしようと、どんな関係を持とうと、グルジは常に私たちの心と魂に触れて、心と魂がより高い次元に同調できるように努めておられました。神聖な特質の持ち主で神と一体だったグルジは、いつも高い境地にあって、その高い次元ではたらかれていたのです。

(『セルフ・リアリゼーション』誌2003年春号、CD 『 If You Would Know the Guru』 より)

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1952年の3月初旬、師(パラマハンサ・ヨガナンダ)は、これを最後に砂漠を去り、マウント・ワシントンにお戻りになりました。師は、最期のあの日に、インド大使のための晩餐会で話をすることになっていました。会場のビルトモア・ホテルへ行く準備ができたので、私は師のために何かを持って、師と歩いていました。エレベーターのところまで来ると、師はふりむいて、私と、そこに立っていたもう一人の弟子とをご覧になり、おっしゃいました。「わたしはビルトモアに行って、帰ってこないつもりだ。」

ご存じでしょうが、あることを心が受けとめられない時というのがあります。心の奥底では、私の魂は、師の言葉の意味が分かっていました。けれども私の心は、それを認めようとはしませんでした。私は、師とエレベーターで降りました。師は、とてもすばらしい、やさしい言葉をかけてくださり、祝福してくださいました。

師と師に仕える私たちとのあいだでは、ならわしのようなものがありました。私たちが、師と一緒に外出しないときは、いつも車のところまで見送りに行っていたのです。ところが今回は、いつもと違うことが起こりました。エレベーターを出て2、3歩行くと、師は立ち止まってふりかえり(師の後ろを歩いていた)私をただ見つめました。それは長い時間のように思えました。そして師は、「さあ、上の階に行きなさい。戻りなさい」とおっしゃいました。師は、私が戻り始めるまで待って、それから向き直ると、車の方に歩いて行かれました。

階段を登りかけたとき、心の中で何かが――またしてもそれは、これから訪れるドラマを知っていた魂でした――私をさえぎりました。階段のところで私は、本当に凍りついていました。それはまるで、細胞の一つひとつ、私の意識の断片すべてが、激しい痛みと苦悩に、声も立てず泣き叫んでいるかのようでした。するとマーヤのヴェールが、再び私の理解力を曇らせました。「これは何? 何ておかしなこと。この感じはいったい何?」と思いました。そうして、その感覚を覆いかくしてしまいました。その当時、私たちは、師が一緒でなければ決してどこにも出かけませんでした。私たちは、師が連れて行ってくれるなら、行きました。連れて行ってくれないのなら、どこにも行きませんでした。けれども師は、その夜に私たちが外出して、ある会員の誕生日をお祝いするために、ささやかな晩餐に出るのをお許しになりました。帰宅すると、ミラ・マタがいて、グルジが肉体を去られたことを知らされました。

上の階に上がって師のお部屋に行き、安置された師のお姿を見たとき――それは何と美しかったことでしょう。私たちにとっては悲しく、しかもなお美しく――グルジのお身体は、何と美しさを湛えていたことでしょう。その美しいお姿をとおして、私たちはどれほど、心を通わせ続けることができたでしょう。師が亡くなってしまったとは、誰も信じられなかったでしょう。あの何とも優しい微笑み、お部屋に入ったときのあの圧倒されるような感覚。それはまさに、まさに、本当の経験でした・・・

もしあなたがグルを知ろうと思うなら(グルが肉体をまとっておられようと、神の霊のうちにおられようと)、それは聖なる霊交という次元以外ではありえません――より深い瞑想のなかでの、より大きな無私の心での、もっともっと自我(エゴ)を手放すなかでの霊交です。自我は、自分の「権利」のために戦おうと欲し、気分に浸っていたがったり、地位を欲しがったりして、取るに足らないことや、嫉妬や、失望にかかり切りです。もし私たちがグルを知ろうと思うなら、それは聖なる愛、謙遜、全託の次元でなければなりません。グルが私たちにお与えになった、まったく完全で完璧な霊的修行を、ただ実行して成就した次元です・・・パラマハンサ・ヨガナンダという聖なるみ姿をとって師がこの世に来られたとき、私たちにとって師が現実であったように、皆さんにとっても師が現実のものとなりますように。

((『セルフ・リアリゼーション』誌2003年春号、CD 『If You Would Know the Guru』 より)
  

 
  

英知・意志の力・信愛によって人生の挑戦に挑む

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  • 神の存在を感じる訓練――思考を変える、自分を変える

    時間:6分51秒

    心の内で神の存在を肯定することで、否定的・消極的な気分に対抗するための指針と励まし

    (DVD 『Be Messengers of God's Light and Love』 より)



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 スリ・ムリナリニ・マタの講話と著作からの抜粋

最初に覚えておかなければならないのは、私たちが自分自身で試練をつくり出しているということです。人生で困難な出来事にあう一番の理由は、自分自身の間違った行動、あるいは見当違いの行動です。それによって好ましくない結果が生まれ、それを切り抜けないといけなくなってしまうのです。そして、私が皆さんに言えるのは、困難を切り抜ける最良の方法の一つは、宿命論者にならないことです・・・

たいてい、求道者はこう言って嘆きます。「仕事のことでこんな問題を抱えているんです。瞑想でこんな問題があるんです。私の家族にこんな問題が。私の体にこんな問題が。でもどうしたらいいんでしょう? 私のカルマです。耐え忍ばないといけないんです。」

私たちのグル、パラマハンサ・ヨガナンダは、このような考え方を決して認めませんでした。グルは、そんな考え方は認めるなとお教えになりました。自分のかかえている問題は、自由意志を誤って用いたために生じたというのが真実であるとはいえ、そういった間違った行為の結果により、制約や限界を負わされたという考えを、絶対に受け入れるべきではありません。パラマハンサジはこう教えてくださいました。「あなたは神の子だ。」神のみ姿が、あなたの体という寺院に安置されています。神が全能であるように、あなたも全能なのです。

マーヤの迷妄でつくられたこの全宇宙が、神の意識から生まれ、神の意識の内に存在するのですから、神はご自身の内に迷妄をもっておられると、皆さんは言うかもしれません。しかし神は、迷妄に影響されず、迷妄に制約されません。神の聖なる意識は、あらゆる迷妄を超越していて、迷妄を超える力、つまり支配する力を保持しているのです。同様に私たちは、たとえマーヤの海の中で動いていても――外面的には、喜びと悲しみ、苦しみと楽しみ、病気と健康、成功と失敗といった二元性・相対性の支配下にあっても――内面的には、マーヤに影響されない意識を保つことを学ばなければなりません。

これこそ、バガヴァッド・ギーターの中で、主クリシュナが説かれたことではないでしょうか?「この世にあっても、すべてを平等に見続ける者は、相対的存在(生死、苦楽)を克服した。そうしてこの者たちは、無限の霊の内に――まことに汚れなく完璧な調和をもつ神の内に、王位に就くのだ。」主クリシュナは帰依者に、何度もくり返しこう促しています。「おお、わが帰依者よ、汝は心を平静に保て。汝の心の平安を、変化の波に踊らされて動揺させてはならない。」そして、グルデーヴァが私たちに強調しておられたのと同様に、主クリシュナはさらにこう強調しています。「神は汝の内におられる。汝の意志の力を用いよ。神から与えられたその資質を、カルマの苦しみに対抗するために使うのだ・・・」

あなたが絶えずこう思っていたとしたら、どうでしょう。「私のカルマ、私のサンスカーラ(前世の行為の結果によって現在強く現れている傾向)のせいで私は失敗する。だから努力しても無駄だ――何をしようと成功できないのだから。」それで、あなたはあきらめてしまいます。あなたの意志の力は麻痺してしまうでしょう。自分の内にある聖なる意志の力を十分に使わなかったら、失敗するパターンが強まってしまいます。その失敗するパターンは、変わるのでもなく、終わるのでもありません。あなたは実際には、強めてしまっているのです。こうして、一つの生から次の生へと、いえ、幾生にわたっても、同じカルマのパターンを無駄に持ち歩いてしまうかもしれません。ですから、もし宿命論者のような考え方をしているのなら、そんな考え方は捨ててください。あなたのカルマのせいで、まるで変更不可能な運命の定めであるかのように、限界という考えが浮かんできても、決して受け入れてはいけません。

(『セルフ・リアリゼーション』誌 2015 年夏号より)

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ただ一つの真実の関係とは、あなたの魂と神(スピリット)との関係です――あなたの魂、あなたの全存在が、神とひとつであるということです。ですから、パラマハンサジは私たちによくこうおっしゃったものです。「ちょっとした空き時間に、神に愛を伝えれば、神の聖なるお応えを、もっともっと感じるでしょう。そうすれば、その愛がどれほどあなたを満足させ、あなたの人生を満たすかが分かります。」

必要なことはたった一つです。それは、誰もあなたに与えることができません。つまり、あなた自身が意志の力を働かせて、グルの教えを実践しようと努力することなのです。かつて師の意識を通り過ぎていったあらゆる必要を(言ってみれば、小さな気まぐれまで)、聖母様は実現し、満たしてくださいました。このように、神があなたに同じことをしてくださいます、と私は約束できます。あなたは努力して、この世での自分の義務を果たさなければなりません。あなたが義務を怠るように神は計画しておられませんし、義務を怠る必要はありません。神に近づけば近づくほど、あなたはもっと完全でバランスの取れた人間になることがわかるでしょう。あなたは、もっとしっかり自分の義務を果たすことができます。もっと純粋に人々を愛することができます。そうすれば、他人との関係も良くなり始めます。もっとはっきり理解できるようになって、人生でどんな状況に直面しても、曇りなく物を見られるようになります。そして、このような迷路のように入り組んだ体験をするなかでも、どのように人生を導いていけばよいか分かるようになります。神が、道を示してくださるのです。

(著書 『Manifesting Divine Consciousness in Daily Life』 より)

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霊的な道が「いばらの道」になってしまったときに、ただ一つしがみついていなければならないものとは、自分の内なる生活であると分かるでしょう。自分の内側に集中すること、つまり神とグルと真の自己との内なる関係が分かる、自分の内側に入ることができるなら、そのとき、どんな試練、どんな苦難、どんな幻惑が来ようとも、あなたの霊的な努力が揺らぐことはありません。自分の内なる生活のみが、あなたにとっての真実になります。そして、この外側の世界で暮らし、動き回っても、尊き師がおっしゃったように、この世界を神の夢、あるいは神のドラマとして見ることができます。この世界を真実だと思っている人にとっては、悪夢です。この世を夢として見る人は、正しい生き方やふるまい方が分かるので、それを助けとして、この夢がもう少し美しいもの、もう少し平和なものになります。そのような人は、自分自身が理解することによって、自分自身が模範を示すことによって、苦しみもがいている人々の悪夢を和らげます。これが、霊的な生活のすべてです。つまり、真実でないものから去り、真実に戻ることなのです。そして、真実(神)を見つけられる唯一の場所は、自分の内なる生活のなかにあるのです。

(『セルフ・リアリゼーション』誌2013年冬号、CD 『The Interior Life』 より)
  

 
  

グルとの同調

私たちの救済に必要なすべてが、グルの内にあることに私たちは気づかされます。グルは、神からの究極の応えなのです。グルのみ姿の中に、また、グルから与えられたサーダナ(霊的修行の道)の中に、私たちを導き、私たちを強め啓発し、私たちを神へと連れ戻すのに不可欠な、すべてものがあります――あと一つ足りません。それでもまだ足りないのは、絶対的な、神の恩寵です。神が、私たちをグルのもとに引き寄せてくださったときに、神の恩寵はすでに現れ始めています。恩寵が十分にもたらされたとき、私たちは神ご自身に出会います。これは師弟関係をとおして成就されます。この宇宙のすべては、法則に従って動かされています。同様に、私たちの神の探求も、次のような、神の聖なる布告によって導かれています。「わたしを知りたいと思うなら、わが子よ、わたしの代弁者であり、わたしの代理人である、グルの中に、わたしを認めよ。」 この、グルとは何でしょう? パラマハンサジは簡単な言葉で美しく説明しておられます。「グルとは、沈黙する神の語る声である。」私たちは、ほとんどの場合、見たこともない神、声を聞いたこともない神に祈ります。聖典に書いてあるから、神の言葉を信じています。あるいは、神は存在すると語っている聖者や偉人の体験を信じています。けれど、師弟関係が結ばれたときには、私たちにとってグルが、沈黙する神の語る声となるのです。

弟子が弟子として通り抜けなければならないこと――清められるための試練や苦難――を通り抜けたとき、そして神に出会う準備が整う地点にまで引き寄せられたとき、弟子は、自分が聖典を読んですでに知的に知っていたであろうこと、心で感じていたであろうこと――グルは神に他ならないということを、ついに完全に理解するのです。これが、師弟関係における最高の悟りなのです。

(『セルフ・リアリゼーション』誌2015年秋号、CD 『The Guru: Messenger of Truth』 より)

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今はもう、グルの謦咳(けいがい)に接することはありませんが、グルからもたらされる導きと祝福は、生前とまったく同じように現実であるのが、私には分かります。グルが私を鍛えたり導いたりしておられるときには分かります。手に取るようにはっきりしていて、本当につらいときもあります! しかし、その導きやつらさは、乗り越えるのを助けてくれます。同様に、真剣に神を求めている人はそれぞれに、自分の行く道をグルが助け、導いておられるのに気づくでしょう。霊的な道で自分がなすべきことをしていれば、グルの祝福を受けとるでしょう。そしてグルの祝福と自分自身の努力とによって、神の祝福と恩寵を受けとるでしょう。

神とグルは試練をお与えになります。必要なときに、あなたを訓練されます。しかし、この道を行くにつれ、あなたが学ぶのは――私たちも学ばなければなりませんでした。そして今でも学び続けています――正しい態度で訓練を受け入れることです。あなたは、喜びや悲しみが訪れるたびに、これはただの偶然の出来事ではないと気づきます。それは神とグルから来るのであり、カルマの一部として、あなたに解消する準備ができたときに、理由があって来るのです。いったん学んだら、自分がそれだけ自由になり、それだけ神に近づいたとわかるでしょう。少しはこの体や心の限界に、制約を受けなくなるでしょう。そして、神のあの無限の力、あの無限の愛と喜びを感じて、それを人生のなかで、もう少し表現できるようになるでしょう。

(著書 『Manifesting Divine Consciousness in Daily Life』 より)

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師が私たちと一緒におられたときには、師が導いてくださいました。私たちが道を誤ろうとしていたら、師は私たちにちょっとした言葉をかけるか、ただ無言で意味ありげな一瞥(いちべつ)を投げかけられました。師は、正しくふるまうにはどのようにすべきかを教えてくださいました。師がここに肉体の姿でいて、私たちにいろいろと指摘する、というようなことはもうありません。しかし、師はこう言っておられます。「わたしが去った後、教えがグルとなる。あなたがたはSRFの教えをとおして、わたしと、わたしをお遣わしになった偉大なグルの方々と同調できるだろう。」私は今、この言葉がどれほど寸分たがわずに実現されたかを知っています。というのは、師の著書やSRFのレッスンを通じて、師の教えを十分に吸収したとき、師の教えは絶えざる霊感の源となるだけでなく、私たちにとっての、個人的な指導や助言の源となることが分かるからです。本当に導きを必要としているとき、私たちを惑わしてそそのかそうとするマーヤの力から、本当に守ってもらう必要があるときに、師の教えを自分の一部となるまで吸収していれば、師の教えのなかの言葉が、私たちを助けてくれるのです。

(『セルフ・リアリゼーション』誌2016年秋号より)

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(パラマハンサ・ヨガナンダは)僧院にいる私たち弟子によく言っておられました。「君たちは、わたしの教えを、何から何まで知るようにしなければならない。」師は、同じことを皆さん一人ひとりに向けて繰り返しておられます。何であろうと師の出版物は、自分には難しすぎると思って脇へ押しやったりしないでください。こういう風に言う人もいました。「ええ、私は特に、グルデーヴァのこれこれの本が好きです。でもバガヴァッド・ギーターは――とても難しいのです! 美しい本ですし、本に触るだけでも大変な霊感が得られると分かります。けれど今のところは、本棚に置いておこうと思います。」

師のギーターの注釈書が難しいのは知っています! 宇宙の科学のすべてであり、創造主の科学のすべてであり、あなたが何者であるか、そして何者にならなければならないのか、すべてに及ぶ科学です。しかし、だからといって、おじけづかないでください。このことは、いくら強調しても足りません。私がこの本に取りかかっていた12年の間、グルデーヴァの英知の悟りの奥深いところやその意味を探求していたとき、どれほど深く私の意識が変わったかが分かります。皆さんは、泥沼にはまって、ヨガの哲学や暗喩を用いた象徴学を、すべて知的に理解しなければとか、すべて暗記しなければなどと思わないでください。ただ読む、ただ読むのです! 師の注釈書をとおして、師があなたに語りかけておられるということが、あなたにも分かります。この中には、とても多くの英知が含まれているのです。この本を熟読してください。そうすれば、読み進んでいくうちに、突然、意味を理解していることに気づくでしょう。グルジは、あなたが分かるようにしてくださいます。そして、あなたはこう言うでしょう。「おお、以前はこんなにはっきり分からなかった。」

僧院の修行者たちがそう言うのを、私はもう何度も耳にしました。というのも、僧院の修行者たちにも、私は同じように言って励ましていたからです。誰かが「ああ! ギーターは私の理解できる範囲を超えています」と言いました。私は答えました。「そんなことはありません! とても簡単で、とても美しく、とても実践的なことが、実にたくさん書かれています。ページごとに止まってしまってはいけません。より深い抽象的な意味をすべて理解できるまで、先に進めないなどと思わないことです。ただ読み続けなさい。」その後、本当にたくさんの人がこう言いました。「あの件ですが、何ページか何章か、そうやって読んでいたら、何が起こったのか分かりませんが、意識が変わって、理解も変わったのを感じました。そして、もっと違う、より良い、もっと神聖な存在になりたいという願いが満ち満ちてきたのです。」

ですから、グルデーヴァの英知をおさめた分厚い本を、私たちが提供し続けるからといって、師のどの著作も、脇へ押しやったりはしないでください。師が書物を世に出されたのは、書斎とか物置にしまい込むためではありません。師は、あなたに渡すために本を出されたのです。一つひとつ、大切にしてください。読んで、かみしめてください。ただ読み続けていれば、たとえすべてを把握したと思えなくても、突然、自分の心が開かれる思いをするのが分かります。あなたの意識が変わってくるのです。

(『セルフ・リアリゼーション』誌2004年冬号より)

 

 Self-Realization Fellowship - Paramahansa Yogananda Biography of a Yogi
  

 

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